石綿>有害物なの?

石綿とは

「いしわた」、「せきめん」、英語では「アスベスト」、”asbestos” と表記されます。 繊維状の珪酸塩の天然の鉱物で数種類ありますが、代表的なものは以下の3色、

・クリソタイル(白石綿) 使用されている9割を占める

・アモサイト(茶石綿) 吹き付けに使用、有害性特に大

・クロシドライド(青石綿) 吹き付けに使用、有害性特に大

白、茶、青の石綿

左上が白、右上が茶、下が青

特性は?

繊維1本は10万分の1mm程度の太さで、見た目は綿みたい。 耐久性、耐熱性、耐薬品性、電気絶縁性にすぐれていたため、以前は重宝され、大量に利用された。

石綿輸入量

石綿の輸入量のグラフ

・1975年:石綿の吹付け原則禁止(5%重量超)
・1995年:石綿の吹付け原則禁止(1%重量超)
・2004年:石綿含有建材、摩擦材、接着剤等、10品目の禁止(1%重量超)
・2006年:石綿含有製品の禁止(0.1%重量超)

有害なの?

一般的な毒、有害物のように化学反応性が高いのではなく、その逆で不変的な特性である。 が、あまりに不変なので体内で分解できない。 それでも体の中で生体防御が働き、タンパク質が取り巻く状態になる。 また、細胞に繰り返し負担をかけるので、遺伝子が突然変異することがある。

石綿にまとわりつくタンパク質

どうなるの?

石綿によって引き起こされる代表的なものに悪性中皮腫、石綿肺、肺癌がある。

中皮腫:中皮とは内臓を覆っている体の中にある膜です。 胸の膜に吸引されたものが付着し、潜伏期間30~40年で胸膜中皮腫が発生する。 胸水による呼吸困難や胸部圧迫感が起こります。 若い時期に吸い込んだ方がなりやすいと言われています。

石綿肺:塵肺(肺繊維症)の一種、 肺が繊維化して固くなります。 軽い息切れから始まり、咳、呼吸困難と重症化していきます。 10年以上吸引した方がなると言われています。

肺癌:曝露量が多い程なりやすく、喫煙とも関連があります。潜伏期間15~40年と言われています。

 

関連資料リンク

石綿総合情報ポータルサイト(厚労省HP)

石綿障害予防規則の解説(厚労省)

中皮腫について(環境再生保全機構)

投稿者: yrsafety

労働安全コンサルタントです。 むずかしいこともやさしく説明します。

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